ZEHや長期優良住宅は高性能住宅とは異なるもの？

ZEHや長期優良住宅は高性能住宅とは異なるもの？

ZEHや長期優良住宅といった言葉を耳にする機会が増えていますが、高性能住宅との違いについて気になるのではないでしょうか。
確かにどちらも性能が優れていますし、次世代に相応しい基準を満たす家だといえます。
ただ、高性能住宅には明確な基準がないので、何をもって高性能とするかは議論の余地があります。
ZEHはエネルギー効率の良さを重視した住宅のことで、年間のエネルギー収支ゼロを目指すという明確な目標が存在します。
また認定には一定の基準がありますから、単なる省エネに優れる家というわけではないです。
長期優良住宅はエネルギー効率を含めて、幅広く優れた家を指します。
その基準は耐震性や劣化対策、維持管理にも及びますから、認定されている家は真の意味で優れているわけです。
断熱性や気密性を高めて消費するエネルギーの無駄を減らしたり、建物の劣化を防ぎ長持ちさせるという基本的な考え方は方向性が同じですから、基準が異なるものであっても一致する部分は多いといえるのではないでしょうか。

高性能住宅の条件や購入するメリットについて

快適な暮らしが手に入ると多くの人達から、注目を集めているのが高性能住宅です。
高性能住宅の明確な定義はありませんが、高性能住宅の条件はいくつか存在しています。
家の性能の判断材料としてポイントとなるのが断熱性に優れているか、気密性が高いかどうか安全面に重きをおいた耐震性は万全かどうかです。
窓のすき間を出来るだけ少なくして冷暖房効果を高めたり、内壁と外壁の間に断熱材を入れることで断熱効果をアップさせることが出来ます。
断熱性をアップさせることは光熱費の削減にも繋がり、家計の負担を減らしたい人にとって大きなメリットとなります。
同時に気密性の高い家は、室内の快適な温度を一定にするのに重要な役割があります。
そして災害の多い日本にとって耐震性の高さは、家づくりで欠かすことが出来ないものです。
災害から家を守る為に自宅の損壊や崩壊を防ぐ、予防に意識をおいた家づくりが必要です。
高性能住宅は価格が高いとイメージを持つ人も多くいますが、条件によって国や自治体の補助制度を利用できる場合もあります。
減税や補助金の対象になっているのかどうか、興味がある人は調べてみてはいかがですか。